空撮(ドローン撮影)の危険性もご理解下さい

刈谷駅

この前、大垣市でドローンが墜落し、6人の方が負傷しました。

 

ドローンを飛ばしていたのは、合同会社 空創技研プロペラ(代表 櫻井優一)で、原因究明も求められていますが、それ以上に安全管理面や申請不備等が指摘されています。ちなみに原因については、色々な方が仮説を立てていますが、私は電源の問題(一時的な電圧降下)ではないかと思っています。今回の機体は、比較的信頼性が高いバッテリーを積んでいたようですが、お菓子の重量で比較的負荷が高かったうえに、投下装置の電源も同じバッテリーから取っていると考えられます。さらに、ご自分で組み立てた機体のようなので、当然のことながら各パーツ間の整合性がとれていないと思った方がよいでしょう。その様な機体ですので、投下用のサーボの駆動やその直後のバランス確保に多くの電力を使ってしまい、一時的に必要電力を供給できなくなったのではないかと予測しています。と、申しますのも、私自身、自作機で山の中を飛ばしていた際、そういった経験があったからです。ただその時は、高度があったものですから、一端リスタートをかけて電力消費を抑える飛び方で機体を戻すことができました。落ち方を見ているとそれに似た感じを受けるので、まずはそのへんを疑った方が良いかと思っています。ただこの現象、テスト飛行を繰り返しても、なかなか再現できないのですが…。因みに操縦ミス、WiFiによる障害…そんな意見もありますが、現在、いえすでに数年前の機体でも、送受信の電波が切れたくらいでは操縦不能にはなりません。また、GPS情報を使って位置を維持する機能を持っているので、手を放してもその場を飛び続けます。ですので、これらが原因となることは極めて低いと思われます。

さて、ここからが本題です。私もこの日、刈谷の駅前でドローンを飛ばしていました。これを行うにあたり、お客様には、国が定めたルールを説明するとともに、ルール以外の注意点や事故が起きた際の影響についても説明させていただきました。我々としては、当然お金が欲しいので仕事は多い方が良いのですが、一度事故をおこせば、多くの方に迷惑をかけてしまいます。これは、被害者、加害者だけの問題ではありません。それを依頼したクライアントも非難され信用を落としますし、許可した国交省の担当者や事故処理にあたる警察官や消防官にも余計な作業を強いることになります。なので、危険性や影響度等を知ってもらったうえで、無理なところはお断りし、可能な範囲で撮影するようにしているのです。因みにこの日は、3ヶ所で空撮を行い、内2ヶ所は人口密集地以外(人や建物等から30m以内でなければ許可はいりません)でした。その2ヶ所でも、時間、飛行のさせ方等を地元の警察署に届けると共に、監視員を置き、いざと言う時に近所の方に通報・避難誘導ができる体制で飛ばしました。ここまでしないといけない(本当はもっと対策が必要です)、それが空撮なのです。空物のラジコンをしている人がよく「空を飛ぶものは何時か落ちる」と言われます。これは大変的を得た言葉でして、だからこそ落ちることを前提とした対策、落とさない為の予防措置が必要なのです。最近になって機体を購入して飛ばしている方は、あまり耐用年数とか飛行時間とか気にしていない傾向がありますが、ドローンは消耗品です。常に力が加わるプロペラも、それを回すモーターも、そこに電力を供給するアンプもさらにはバッテリーも、何時か壊れます。空中で壊れれなお落ちるのです。それを理解していただきたくて、この話題を書かせていただきました。

ドローン

ドローン

と、負の面ばかりを書いてしまいましたが、それでも行う価値があるのが空撮です。普段、見ることができな画角からの映像や地上では実現できない動きを取り入れることができるのですから、完成した映像のインパクトは絶大です。昨今では、ほとんどのPVやMV等で空撮が使われているのではないでしょうか?なので、空撮を入れることに否定はしません。ただ、企画する際に、クライアントさんなり企画を担当する業者が、もっと安全を考慮していただけることを望む次第です。あとは、信頼できる空撮業者を探して下さい。破格の値段で請け負う業者は、ドローンが消耗品であることを理解していない業者と考えて間違いありません。そういった業者は、例え腕や実績があっても、避けていただいた方がよろしいかと思います。

刈谷駅

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